選考結果について
選考の手順
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01選考委員の選任
土木学会の常置委員会である景観・デザイン委員会は、デザイン賞授賞対象の選考をすすめるために、デザイン賞選考小委員会を設置している。
本年度の選考委員は、前24回の応募作品の分野の広さに配慮し、都市設計、河川空間の設計、土木構造物の設計などの専門分野から以下に示す7名を選任した。
- 委員長:星野裕司(熊本大学)
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委員:石井秀幸((株)スタジオテラ、金沢美術工芸大学)、太田啓介((株)オリエンタルコンサルタンツ)、久保田善明(富山大学)、栃澤麻利((株)SALHAUS)、西山穏(NNラントシャフト研究室)、山下裕子(まちなか広場研究所)
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02作品の公募
エントリー期間は2025年5月1日~同年6月27日、応募書類受付期間は2025年6月2日~同年6月30日であった。これに先立って、学会誌2025年6月号、学会ウェブサイトならびに専門誌等で公募案内を行った。本年度の応募作品総数は30件であり、先行応募1件を除く29件が、本年度の審査対象となった。
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03一次選考会と現地調査
一次選考会は2025年7月29日にオンラインにて開催され、規定審査原案の承認を得た29件に対し、応募書類による授賞候補作品の選定、選考委員による現地調査の分担が決定された。なお、選考委員が関与している作品がある場合には、その作品審査時に当該委員は退席して審議には参加していない。今年度は、この段階で23件が授賞対象候補となり、最低でも2名の選考委員による実見審査の分担を決定した。実見審査の目的は、当該作品と応募書類との不一致や矛盾がないかを確認し、あわせて、スケール感、周辺地域との関係を含めて作品を評価することである。
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04二次選考会
現地調査を踏まえた二次選考会が、2025年10月27日に土木学会会議室にて開催された。担当選考委員による現地調査報告を受け、授賞対象作品選定の考え方について確認し、その後各作品について授賞対象とする積極的理由、選外とする理由などについて話し合われた。なおここでも、作品に関与している選考委員は審議時には参加していない。その結果、最優秀賞2件、優秀賞8件、奨励賞6件が選定された。
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05授賞式及び受賞作品プレゼンテーション
2026年1月31日(土)に土木学会講堂にて授賞式を開催し、受賞者自身による受賞作品のプレゼンテーションと選考委員による講評、来場者からの質疑応答などを行う。また、本年度の授賞対象作品をまとめた「作品選集2025」は、授賞式において受賞者に一定部数を配布し、また希望者に販売される。この授賞式には学会員内外から多数参加いただくことを期待している。
(授賞式の詳細は2025年度授賞式プログラムを参照)